未来創造プログラム(3-step Creation)
「バックキャスト」と「パーパス」を軸に、自分の未来を創り出す
デジタルなどの急激な進化が、産業と社会を急速に変えつつあります。
この変化の中において、あなたの会社や組織の未来は、現状の延長線上には描けません。
未来予測の上に未来を妄想し、新たなビジネスを創り出していくのです。
未来は、現在では実現できてない、いわば「妄想」が実現することで変わっていきいます。
まずは「未来の現実」を「合理的に妄想」として描いていきます。
そこから「バックキャスト」する形で、現在を動かしていきます。
また未来は、自分たちだけでは創り出せません。
未来を一緒に創り出す仲間がいます。
その仲間と共有するものが、「パーパス」という大目的です。
仲間と共通する「パーパス」の上に、自分たちの「ビジョン」を描き、未来を実現していくのです。
「バックキャスティング」で未来を読む
人工知能(AI)やロボット、また自動運転や積層印刷といった新しいデジタル技術は、今後、情報通信業界はもとより、自動車・化学・機械といった製造業、
また小売業などのサービス業、医療やエネルギーといった幅広い業界を、そして社会を、根本的に変えていきます。
これら業界の15年後の姿は、今とは全く異なった姿になるはずです。
こうした変化が起きた後に対処しようとしても、おそらく間に合いません。
なぜなら、変化は「指数関数」の形で来るからです。
変化が見えるようになる頃には、もう飲み込まれるしかありません。
技術の大きなトレンドを理解すれば、未来の方向性は十分に描けます。
今年・来年の話をするのでなく、どうせ来る10年後・20年後の未来から、今すべきことを考える。
これが「バックキャスティング」です。
どうせ変化は起きるのです。
未来が見えれば、予め備えることができる。
いや、未来が来たときに、新しい事業を展開し、さらに成長することも可能です。
未来創造の方法論
未来創造の方法論は、一般的に確立されたものはありません。
しかし弊社は、産業構造の転換に迫られている複数の日本のトップ企業との実践を通じ、一般的に通用する方法論を開発してきまし、その成果を2022年に「未来創造戦略ワークブック」として公開しました。
できた方法論自身はシンプルですが、この方法論を作るまでには相当の試行錯誤を繰り返しました。
たとえば、未来を考える精度はどのくらいのレベルが必要か、またそれはステップによって深めるべきものなのか。また、事業開発の標準ツールである「ビジネスモデルキャンパス」はどのタイミングで使うのか、またそもそも必要なのか、といったところです。
こうした内容に関して、一定の答えが出せたものと考えています。
まだ方法論としては進化の途上にあるものですが、実践を通じてさらに進化させていく所存です。